軽自動車のフロント・リアドアのデッドニング
内張り裏側のデッドニング作業と内張りを元の状態に戻す。
STEP
8
内張り裏側のデッドニング作業
内張り裏側にあまった制振材(鉛シートまたはレジェトレックス)を貼り付けます。
①
マスキングテープで印を付けた内張りの振動やビビリ音が発生する場所の裏側に、あまった制振材(約50mm×125mmの
長方形)を貼り付け、デッドニング用ヘラで圧着する。
②
スピーカー周辺のダクト部分にもあまった制振材(約50mm×50mmの正方形)を貼り付け、デッドニング用ヘラで圧着する。
スピーカー周辺のダクト(内張り裏側とインナーパネルとの空間)部分に吸音シート(カームフレックス)を貼り付けます。
①
内張り裏側のスピーカー周辺のダクト部分に透明ビニール袋をあて、油性マジックでダクト部分の型取りをし、書き込んだ
線に沿ってハサミでカットする。
※左右どちらかのフロントドア・リアドアの型取りをして透明ビニール袋をカットすれば左右対称の型枠ができます。
②
内張り用吸音シートに先程カットした透明ビニールをあてて、油性マジックで吸音材の型取りをし、書き込んだ線に沿って
ハサミでカットする。
③
内張り用吸音材をダクト部分に埋めるように貼り付けていく。
④
内張り裏側に貼り付けた制振材とインナーパネルが共振しないようにあまった吸音シートを適当な大きさにハサミでカットし
内張り裏側の制振材の上から貼り付ける。
最後に内張り裏側の周囲に防音テープ(エプトシーラー)を貼り付けて、内張りとインナーパネルのすき間から車内への音モレを
防止します。
①
防音テープを必要な長さにカットし、リケイ紙をはがします。
②
内張り裏側の周囲に沿って、約 5mm内側に防音テープを貼り付けます。
内張り裏側に制振材を貼り付け
ダクト部分に吸音シートを貼り付け
内張り裏側の制振材の上から吸音シートを貼り付け
内張り裏側の周囲に防音テープを貼り付け
これで内張り裏側のデッドニングは完了です。
STEP
9
ドアの内張りを戻す作業
ドアの内張りを元の状態に戻します。
①
パワーウィンドゥスイッチ(運転席側はドアミラースイッチ)の配線コネクターを正しく取り付ける。
②
内張りの固定ピンとインナーパネルの固定ピンの穴の位置を合わせながら内張りをはめ込む。
③
ドアポケット(アームレストグリップ内)の固定ネジとドアノブ(インナーハンドル部)の固定ネジをプラスドライバーで取付け、内張りピン(プッシュリベット)を取り付ける。
パワーウィンドゥスイッチやドアノブなどの機能が正常に動作するか確認できれば内張りを戻す作業は完了です。
→
次の
STEP
に進む
・・
←
前の
STEP
に戻る
・・
Copyright (C) CastWan.com All Rights Reserved